第68話

翔さんが一緒に飲んでいた人達の輪に入れてもらう。

その場にいる全員の目が私に向いている。


「この子、瀬南ちゃん。今は俺の家で一緒に住んでる。


大切な子だからあまり近づかないでね」



笑って話している翔さんなのに、なぜか皆凍りついていた。



そんな中でも勇気のある人が質問してくる。


「翔の彼女〜?同棲とかえっろ、」



「さあ、どうかな?ご想像におまかせするけど、


変な想像したらぶっ殺す」



それを聞き、今度こそ全員静かになった。私を含めて。

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