第18話

約束の時間が刻一刻と近付いている。


俺は翔のマンションへ向かいながら、色々と考えていた。



でも、何を考えていても必ず最後には



未だに行方不明の瀬南にたどり着く。



怪我してんじゃねぇかな、



変なヤツらに絡まれてねぇだろうな、とか



そんなことで胸がいっぱいになり、締め付けられる。



…くそっ!


瀬南、どこにいるんだよ…?



もう一度だけでもいいから、抱き締めさせてくれ。






…瀬南に会いたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る