第11話
私はまるで錆び付いた人形のように
ゆっくりと後ろを振り向いた。
そこに立っていたのは、金髪の綺麗な男性だった。
「ねぇ〜無視?せっかく今まで逃がしてあげたのに〜
そろそろ遊びは終わりにしようよ〜?」
そう言い放ったその人は、ニコニコと微笑みながら
こちらへ近寄ってきた。
それと同時に私も後ずさる。
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