第22話
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「…は…、く…!琶來!」
『……、ん…?』
「もう昼休み!起きて!食堂行くわよ!!」
…………、は…?昼?
そんな真梨の言葉に、一瞬思考が停止する。
私は、昼休みまで寝てたのか…?…何で誰も起こさないのか。
まだぼーっとしている頭でそんなことを考えていれば、「起きたならさっさと行くわよ。」という真梨の声が聞こえ、渋々立ち上がる。
そしてもう既に教室の入口付近で待っていた真梨と共に、食堂に向かう。
食堂まで歩いている間にはもう眠気は覚めて、完全に頭は覚醒していた。
そして食堂に着けば、
『…人が多いな。』
「…まぁ、昼だしね。」
そうお互いに顔を引き攣らせながら、同時に足を止めた。
…私と真梨は人混みが嫌いなのだ。
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