第16話
まぁ入学式当日の話はこれで終わりにして、今は登校中。
夏休みも数日前に終わり、残暑が残る9月の蒸し暑い日々が続いている。
…ちなみに、夏休みはほぼ家で過ごしていたから日焼けも全くしていない。
制服は程よく気崩して、少しシャツの袖を捲っている。
暑さのせいでのろのろと歩いていれば、
「おはよ、琶來(はく)。」
後ろから、聞き慣れた声が聞こえた。
『真梨(まり)…、おはよ。』
峰岸 真梨。小学校から一緒で幼なじみ的存在。
女の私から見ても美人で綺麗な容姿をしているが、性格がサバサバしていて少し毒舌。
私の病気の事も知っているが、他と変わらずに接してくれるから、一緒にいるのが楽だ。
しかも、私と同じで男に興味がない。
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