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  • 8.「想子ちゃん大好き」への応援コメント

    感想書き終わる前にこちらがアップされたので、レビュー含めてこちらで失礼します!

    花と想子の関係とその結末の書きぶりはもちろん素晴らしいのですが、そこに通奏低音的に、しかし明確に「死」「破滅」の気配が天皇に関するニュースを挟むことで表現されていて唸るばかりです。

    創作二年生って本当ですか……?わたしこんなの書けないですよ……泣

    と泣き言を書けるのは、読み終わってしばらく経っているからです。読了後は潮(うしお)と花の香が混ざったような、やるせなさに満ちた読後感に浸っていました。

    素晴らしい物語です。ありがとうございました。

    作者からの返信

    長尾たぐいさん、いらっしゃいませ。
    ノランさんのサイン会イベントでお顔を合わせた際などに感想を言われたら泣く、応援コメントに書いてほしい、などというわがままを申し上げたこと、お詫び申し上げます。
    結局いただいたレビューコメントでも応援コメントでも号泣しているので、無粋なうえに無駄なお願いになり果てました(泣)

    実は三重県のとある離島が舞台で、日本がバブル景気でウェイウェイやってた頃は特に儲かっていたそうなので、1988~1989年あたりにしようと時代設定を決めたという経緯があります。
    ということは昭和天皇崩御だな、と。
    当時はいろいろ自粛自粛で、昭和天皇崩御が1989年1月7日、年末年始の旅行などには直撃していただろう、想子と花がいる島にも余波が来なくてはおかしい、ゆるやかな破滅への空気を書かなければ、などと思っていました。
    そこを読み取っていただけたこと、潮と花の香などの素敵なお褒めのお言葉、とてもうれしく思います。

    創作二年生、本当なんです、嘘じゃないです……!
    元の「花は、咲う。」を書いたときは、書き始めて1年弱でした。
    何だか迷走していた時期……あ、いや、それは今も(自主規制)
    社会にどうしてもできてしまう闇、その中でも特にスポットが当たりづらい暗闇に焦点を当てたくて書きました。
    当の離島は今はリゾート観光地として開発中とのことで、人々に忘れられてしまう前に世に出したいという気持ちが強くて。
    KAC2024のお題「はなさないで」と当時参加したかった「登場人物にラーメンを食べさせよう」という自主企画の期間が重なり、「よし、ここで書こう」と決めて書いたものです。

    ううう、長文になってしまってすみません。
    温かいお言葉に、とても励まされました。
    本当に本当にありがとうございました。

    編集済