第1話 漢字改革①⑴
現在の常用漢字には、様々な問題がある。「異体字の未編入」「旧態依然した字体の存在」「画数過多」などである。この話では、それら諸問題を解決する第二改訂新字体・公用略字を提案する。
[1]第二改訂新字体
①未編入異体字等の削減
独擅場の「擅」を独占の「占」に置き換え。
②旧態依然した字体の削減および修正
⑴不統一だったもの。(Wikipediaより、一部独自に追加・改変)
・襲…「龍」を「竜」に簡略化
・「禹」(元は蜀)を「虫」に簡略化、「濁」は「浊」に簡略化。
・「蜀」は「虫」に簡略化されている。
・「沸」と「費」の「弗」は「厶」に簡略化。
・「弗」は「厶」に簡略化されている。
・「暇」の「叚」を「𠬝」に簡略化、「仮」の「反」を「𠬝」に変更。
・「叚」は「反」に簡略化されているが、形声上妨げであるため修正。
・本来、「𠬝」はフクと読む声符だが、ほぼ「服」しか採用例がないため無視。
・「澄」は汀(みぎわ)と合併。
・「登」は「丁」に簡略化されている(灯)。
※証の旧字は證だがこれは無視。
・「卒」は異体字の「卆」に簡略化。
・「率」は異体字「卛」を採用し、かつ䜌→亦にする。
・「韋」と「囲」の「井」は「㐄」に簡略化。
・「或」は「弋」に変更。
・「禺」は、一部字体を変えて「万」になった。
・「懸」は縣→県とするが、更に見た目を考慮し部首を忄に変更。
③画数過多
(0) 凡例
・漢字構成
・⿰ ⿱ ⿲ ⿳ ⿴ ⿵ ⿶ ⿷ ⿸ ⿹ ⿺ ⿻
例
鑑→鋧*(9)
・鑑:現字、鋧:公略字、*:表示の字体が公略字と一致しない証、9:画数
※数が多いので⑴以降は次ページに記載。
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