望まぬ大戦編
第34話 大陸からの使者
粗筋冒頭に紹介している様に、ヒロ魔道具王国とサクセス王国は、日本の本州位の大島に有り、海を隔てた北に大陸が有ります。
ヒロ魔道具王国建国一月後、大陸からの高圧的使者が訪れた事から新章が始まります。
◈ ◈ ◈
僕の王宮は、ヒロ魔道具師工房だが、便宜上使者の謁見は旧エンディ男爵邸で行っている。
使者は、大陸最大勢力と言われているガルバ帝国から来た様だ。
「これが、ガルバ皇帝からの信書だ! 返書を受け取り今日中に船出する!」
使者は、ズカズカ近付き、信書を直接渡そうとした。
優秀なオートマタのロゼットが、全てを録画している。
「使者どの? その態度は宣戦布告と受け取るぞ!」
「新設の弱小王国、技術者風情の王が偉そうに!」
発言した、使者代表の首をミヒロが打ち落とした。
二人の従者は怯んだ様子ながら。
「新設の小国王、後悔するぞ!!」
と言う男の首もミヒロは打ち落とした。
「これは無礼討ちで有る!! 残った使者、お前達の態度、信書は受け取らん! 帰って皇帝に言え! ガルバ帝国から仕掛けた事、我がヒロ魔道具王国総力で、ガルバ帝国を滅ぼす!! この状況全て証拠の録画がされて居る!! 皇帝に正確に報告せよ!!」
すごすご帰ろうとする、生き残り使者に。
「おい! 信書落として居るぞ! 持って帰れ!!」
信書を拾い、使者は慌てて帰って行った。
未来予測出来る、オートマタのワインが予測した通りになった。
この後ガルバ帝国と大戦勃発、機械人形にオートマタの無敵兵、それに攻撃魔道具を使い数年後にガルバ帝国を占領する、とも予測されていた。
僕が望まぬ大戦が勃発する。
信書の内容もワインが予測している、内容は『オートマタ10体献上せよ!』との、高飛車な命令だそうだ。
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