第11話





「ひかり?」





「ひかり!」



「あっ、はい!!」




「ぼーっとしない。ただでさえノート書くの難しいんだから」


「はぃ…」







カタカタ…









普通の高校生したかった









でも、






公立は視覚障害者の対応は難しい












それ用の










障害者の集まる高校に行くしかなかった













私も









もっと青春したかったな…













トントン





「ん?」



「★▼◎※▼★◇」





あっ…





「書いて?」





視覚障害と聴覚障害の会話







私は


手のひらに文字を書いてもらって感覚で聞く




相手は


私の口の動きを見て視覚で聞く













人間










どうにかしたら











みんな一緒に生きていけるんだよ

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