第60話

ガチャッ


「ゆーな!」


「しーっ!寝てるんで…w」


「あっすまない。」


「スタッフさんもぉバタバタで…

過呼吸だって言ったら、袋!袋!とかうるさいし…

追い出してやりました。w


すみません。2人きりでいてしまって…

こいつ、抱き締めてやるほうが、すぐ発作治まるし…」



「俊くん、すまん。ありがとう」


「いえ…。長井に言い訳しとけって頼んだんすけど、

まだ、スタッフさんとか騒いでました?」


「いや、俺も、口裏合わせといたから…大丈夫だと思う」


「そうっすか…w」




「俊くん」


「はい?」


「ゆーなとは、もう…戻らないのか?」


「あぁ…w

俺は戻りたいっすけど、こいつは嫌でしょうね。w 」


「そうか…なんかな、

まだ、君のことを忘れられないんじゃないかと思うんだ」


「なんでっすか?w」


「書かないんだよ…ラブソング…」


「この前出してませんでした?」


「あれは映画見てノリで作ったらしい。

でも、曲に心がなかった…」


「まぁ、こいつらしくないなとは思いましたけど…」


「あの頃のゆーなは音楽を楽しんでた

でも、今は…自分がなくなるのが怖いから音楽をしている

そんな気がするんだ」


「よくわかるんすね?」


「まぁ、だてに10年マネージャーやってないよ…w」


「そうっすね…w

あっ俺そろそろ…リハーサルあるんで。」


「今日は助かったよ…ありがとう」


「はい。」

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