第40話

『ん…』



部屋… ベッド…



私どぉやって帰ってきたっけ…







「ん…起きた?」


『へ?』


「ごめん、泊まるつもりじゃなかったんだけど…」


『あっ…ありがとう。ずっと いてくれたの?』


「あっうん…」


『そっか…』


「大丈夫?」


『ごめんね。いつも迷惑かけてるね』


「迷惑じゃないよ」


あなたはいつもそう優しい言葉をかけてくれる…



ずっと…手も握ってくれてたんだ…




バッ 「ごめん…俺…」



『ありがとう。手、握っててくれて…』



夢の中の人も、隆矢くんですか…?


でも、わたしはその手には触れられなかった…

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