第32話

「賑やかな方がいいな♪やっぱり」


『私は知らない人いっぱいで困ります』


「仲良くしてやって?

うちの事務所の人間いい人たちばっかだからさ。」


『はぃ。』


「おっ、隆矢ー!」


「はい?」


「歌え。姫が歌声聞きたいって♪」


『えっ、私、別に…』


「はい!」




♪~



「うちの弟分は歌うまいっしょ!」


『はぃ。』


「隆矢はうちの事務所の時期エースだからね」


『へぇ』


「takaに憧れて歌始めたんだと」


『そぉなんですか』


「…」


『声がいいですね』


「だろ?」


グスッ


『泣けます。相変わらず』


「だろー」



ヒクッ



ドクッ


!!



ハァッ…


まって…



ん…



この前聴いたときはなんともなかったじゃん


ハァッ


なんで…




『ちょっとトイレいってきます』


「ゆーなちゃん?」

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