018 ひざまくら
トントントン…。
リズミカルな音で目が覚めた。
どうやらうたた寝のつもりが、それなりの時間、寝てしまったようだ。
「ごめんなさい、今日は私がご飯当番なのに」
「いいよ、疲れてたんでしょ?どうだった?」
「ひざまくら、良いモノです。…で、ひざ、返すね」
「ありがと」
私の彼は、義足だ。
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