013 仮装をする理由

仕事帰りに、ゾンビメイクやネコ耳カチューシャ、魔女の帽子をかぶった同僚と飲んだ。

俺は『疲れたリーマンの地味ハロで』と仮装は断った。

さすがにハロウィンとはいえ平日。深夜近くの駅に人影は無い。

座って帰れるなんて久し振りだ…。


「主任、行方不明だって?」

「そう。ハロウィンの晩から」

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