第2話 スコールをとてつもなく愛してた

私は、美雨に言った。

「彼は、私の中では、突如として降ったスコールだったけれど、

私は、そのスコールを、とてつもなく愛していたと、今では思えるよ。」


美雨は、私の言葉を聞いて、フッと笑った。

まるで、風のように爽やかに。


「大丈夫。また、いい恋に出会えるよ。」


美雨は、そう言った。


また、、、のところが、嬉しかった。

美雨の優しさをすごく感じた。


でも、私の恋愛をスコールにたとえるなんて、

ちょっと、私ってば、キザだったかなと思い、

なんだか、言った本人なのに、恥ずかしくなった。

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