第19話 治水

 獲得!

 PV81と☆0個!

 PVは普通。

 残り176リワードと☆17個。


 癒しの時間。

 さて、今日は醤油だ。

 醤油1リットル、139リワード、ぽちっとな。

 これを買っておけば、あとで蕎麦が食える。


 蕎麦が3人前で177リワードか。

 だしを取るためのかつお節が108リワード。

 遠いな。

 だが、頑張る。


「おっちゃん、タレを付けない串肉3本ね」

「へいよ。大銅貨3枚」


 買った串肉に醤油を塗って炙った。


「良い匂い」

「ですね。食欲をそそる匂いです」

「さあ召し上がれ」


「ちょっとがっくり。想像より美味しくない」

「ええ、匂いほどじゃないです」

「まあな。トウモロコシとか塗って焼くと匂いは良いんだが、祭りみたいな特別の気分でないと美味く感じられない。冷静に普通の日に作るとあまり美味しく感じないんだよな」


「でもショウユの焦げた匂いは好き」

「ええ、よく考えるとタレとそんなに変わりないですね。けっして不味くはないです。ただ匂いほどじゃないのが悔しい」

「分かるよ」


 次は玉子掛けご飯かな。

 玉子が109リワード、ご飯3食パックが299リワード。

 遠いな。

 合計408リワードか。

 蕎麦より遠い。


 まあ良い。

 じっくり行こう。

 とりあえず醤油は手に入った。


 コメント行こう。

 コメントは4つ。

 治水をやるべしのアドバイス。


「治水したいのだが、どこか良い場所はある?」


 商業ギルドに場所の選定をお願いした。


「やるのは止めませんが、貴族が出て来て、乗っ取られる可能性大ですな。後から話を蒸し返すのは得意技です。水利権料を農民が払うのか、分かりません」

「税金みたいな金は払いたくないものな」

「ええ、その通りです」


 だが、問題ない。

 警備には機械兵がいる。

 24時間見張ってくれる。

 水泥棒はでないはずだ。

 貴族が攻めてきたら、ロードを耳に入れるまでだ。


「だが、やる。無駄になっても良いさ。治水すると助かる人が出るだろ。感謝してくれるだけで報われる。酷い奴は懲らしめるつもりだ」


 治水工事が始まった。

 関を作り、水路を作る。

 各畑の水門は機械兵で作った。

 これを壊そうとしたりするととんでもないことになる。


 土魔法は偉大だ。

 わずか3日で工事が完成した。

 いくらか余ったが、余った金はメンテナンス費用とした。


「ほう、これが新たに完成した関と水路か。立派だな。庶子には勿体ない。金貨100枚で譲れ」


 関を見に行ったら、おっさんにそう言われた。

 こいつが領主のミザー・スティンジか。

 やっぱりな乗っ取る気満々か。


「嫌だね」

「ほう、ここは私の土地だ。私の土地にある限り私の物だ」

「土地の借用書と建築許可がある。裁判すれば、俺の勝ちだ」

「生きていればな。おい、やってしまえ。なにモンスターにやられたことにするさ」

「ロードやれ」


「ぐっ、耳に何か入った」

「俺が命令すると使い魔が耳穴を食い破って、脳をかき回す」

「くそが。覚えていろよ」


 ミザーが捨て台詞を吐いて去って行った。

 農民はというとやっぱり半分ぐらい払わない。

 なんとか無料で水を得ようと、水門を壊そうとして、電撃を食らって痺れた。


 堤防を作って水害を防止してやったのに、恩知らずが多い。

 まあ、農民の気持ちも分かる。

 ミザーが重税を掛けているからな。

 金が無いんだ。


 仕方ない。

 特産品を作ってやるか。

 内職で儲ければ、使用料が払えるさ。


 特産品は何にしよう。

 無いものと言ったら、リトマス試験紙かな。

 紙を野菜の汁で染めたら出来る。


 お手軽だがやっている人はいない。

 農家の作物で作れるからちょうど良い。

 リトマス試験紙の使い道はポーション作りだ。


 需要はあるから問題ない。

 秘密はばれてすぐに真似されると思うが、野菜がある限り作れるからな。

 適度な価格に落ち着くはずだ。


 紫キャベツみたいな作物はすぐに見つかった。

 農民は他の野菜でも試し始めた。

 有用な物ができると良いが。

 驚いたことにリトマス試験紙の秘密は一ヶ月経ってもばれない。

 村が閉鎖社会なので、秘密が保たれているようだ。

 いつまで続くかな。

 案外、何年も続くかも。


 内職ができるようになって使用料が入るようになった。

 だが当分、使用料はメンテナンス費用に充てる。

 儲けたくてやっているわけではない。

 幸せのおすそ分けみたいなものだ。

 ここで上手くいったら、別の場所でも同じことをしよう。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、なし

 ☆残り17個


今回の収支:

 収入

 81リワード

 ロード売却益、大金貨654枚、65400000イール

 機械兵教官16体、大金貨160枚、16000000イール


 支出

 醤油、139リワード

 治水、大金貨500枚、50000000イール

 串肉、大銅貨3枚、30イール


 残金

 37リワード

 155,372,283イール


 銀のたわし

 1個


次の分岐:


 貴族のミザーが戦争を仕掛けて来た。

 どうする?


 ①傭兵を雇って、威圧。隠居を迫る。

 ②ミザーの債権を買い取って破産に追い込む。

 ③貴族達に金をばら撒いてミザーに圧力を掛ける。


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 11/11日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


 次のガチャまで、265PV必要です


1K毎ガチャ


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日の獲得が2000を超えたら、二桁目で。

 3000を超えたら、月間ランキングで。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


 ⓪ 銀のたわし

 ① 1リワード

 ② 100リワード

 ③ 10000リワード

 ④ 掻痒感スキル

 ⑤ 転倒スキル

 ⑥ 鑑定スキル

 ⑦ 石化魔法スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 PVのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:ケン・ゴールド(健司・金子)

レベル:22

魔力:321/2420

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

 ざまぁホイホイⓘ

 水生成ⓘ

 点火ⓘ

 乾燥ⓘ

 送風ⓘ

 点灯ⓘ

 殺菌ⓘ

 擬死ⓘ

 方位ⓘ

 加熱ⓘ

 弱回復ⓘ

 機械兵生成ⓘ

 斬撃ⓘ

 俊足ⓘ

 残像ⓘ

 鉄皮ⓘ

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