第21楽章 プレッシャー
最近、部長の
何かあったのかなと気にはなっているが、あまり自分から生徒のプライバシーに立ち入るのも違うかなぁ……と思うので、
いつも練習終わりに各パートリーダーが
普段はパートリーダーの
「部長、最近どう?」
「どう、とは?」と
「それは良かった。みんなで考えた練習の効果が、出ているみたいだね。やり方についていけない人や、不満は出ていないかな?」
「そうですね。それについては……」
さすがは部長、
「そうか、助かるよ。詳しくありがとう。
入れ違いにトロンボーンのパートリーダー
あくまで神楽坂の
なにかあっても自分で考えて解決しようとする。それができる子だからこれだけ優秀なのだろうと思うが、それはそれで大変な思いをしているんだろうな、などと神楽坂は考えていたので、
「
「ドア開いていたんでなんか聞こえちゃったんですけどぉ」
神楽坂は自室と音楽室を
「もしかして、
「まあな、僕がここに着た頃とちょっと違うかなと思ったんだけど。大丈夫って言われちゃったな」
「ちゃんとやんなきゃってなると上手くできなくなるんですよあの子。プレッシャー? そういうのに真っ向から向き合っちゃうタイプなんで。でも、まあ大丈夫です。うちが適当に息抜きさせときますから。うち、莉音とは長い付き合いなんで!」
「それは頼もしいな」
ヘヘッ、というような笑みを残し、
都が莉音に追いつき、並んで歩きだす。どんな会話をしているのだろうか。
想像して思わず神楽坂も笑顔になった。
♪今日のワーク――――――――――――――♪
「○○しなきゃ」「絶対」「当たり前」などが
責任感の強い人は「○○しなきゃ」と思うあまりプレッシャーで硬くなったり、動きが悪くなったりしてしまいがち。そういうときは気持ちを少し
「だいたい」「○○くらい」「○○っぽく」「○○できたらいいな」くらいに、少し余裕をもって考えてみよう。
絶対に~しなくちゃだめだ!と余裕のない状態でやるよりも、できたらいいな、近づけるようにやってみよう、くらいで始めた方がいい結果が得られることもあるよ。
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