第14話 10万人記念配信 その2
「さて、ボクの考え方は置いといて企画の方を発表してきまーす!」
[…………]
[…………]
[…………]
TUMUGI[…………]
[…………]
[…………]
「おい!お前ら盛り上げろよ!いえーーいとか言えよ!おっと失礼。少し口調が乱れちゃってたね。改めまして、本日の企画は!配信者仲間が欲しいから電凸してみた!」
[いぇーい]
[いぇーい]
[いぇーい]
[あとで怒られるだろ]
[初配信翌日のやつ来ても相手困るやろ]
TUMUGI[凸相手リストの監修しました]
「というわけでこの人なら凸っても許してくれる人をTUMUGIママがリストアップしてくれたので、」
TUMUGI[カハッ…………不意打ちママ呼びは余裕で死ねr…………]
[TUMUGI先生!?]
[惜しい人をなくしちまった……]
[前それでTUMUGI先生病院送りにしたんだから学べよ]
「いやね?リストアップしてくれたし、たまにはTUMUGI先生に媚びようかなって……。あとちょっと生存確認してきます。」
"プツッ"
[行ってらー]
[TUMUGI先生瀕死かどうか予想しない?]
[瀕死だろ]
[瀕死に決まってる]
[蒼井ちゃんのママ呼びで瀕死にならないママはいないんだよ……ソースはわたs……カハッ]
[TUMUGI先生は瀕死になるって過去が証明してる]
──────────────────────────────
「母さ〜ん?大丈夫そ〜?」
『ちょ、ちょっと寝れb……だ……大じょう……ぶ……。』"バタンッ"
うん、母さんも大丈夫って言ってるし問題ないね。前回よりは常識的な出血量だし安静にしとけば大丈夫でしょう!だいぶ汚れてるけどそれは母さんが片付けるだろうしね。よし、こんなのほっといて配信戻りますか。
こんなこと今後もあるんだろうなぁ……。ASMRとかもしたいけどその度に出血しながらぶっ倒れられたらめんどくさい。その度に配信ブロックするか……でもサブ垢で見にこられたら死にかけててもフォローが出来ない。睡眠薬を盛るか……実の母親に一服盛るとか倫理的にも法律的にもダメだよなぁ。もういい!先のことは知らん!未来の僕よ、託した!とまぁそんなことを考えてる間に配信部屋着いたし再開しますかね。
僕はボク。ボクは天才。常に笑顔で自信に満ち溢れた美幼女。
「ふぅ……」
──────────────────────────────
「ボクは天才神代蒼井。」
よし、あとはミュート解除してっと……
「みんなおまたせ!TUMUGI先生は無事力尽きてたけど死にはしなさそうだったから、コメントをサラッと確認してから早速企画を始めていくよ!え?なになに〜?TUMUGI先生が瀕死かどうかの予想してたん?おもろ。しかも全員瀕死予想って……。まぁ正解なんだけどね。あとソースは私とか言ってるあお友は強く生きてもろて。」
一発目は誰にしようかなぁ〜。母さんがちゃんと今日どこかのタイミングで娘から通話くるからよろしくって連絡いってるみたいだし大丈夫だとは思うけど不安だなぁ。全員TUMUGI先生の娘もしくは息子だからボクのお姉ちゃん、お兄ちゃんではあるけど初対面だし……。いや、うじうじしててもしょうがない!よし、決めた!
「本日最初の電凸相手は〜?────────だよ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます