第96話
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そこは、町外れにある古びた倉庫だった。
「相変わらず変わんないね〜。でもちょっと顔つき変わった?」
外観は古いが中はまだ新しく色々な家具が置かれており、その一角のベッドで寝転んでいる女が一人。
「またその写真眺めてるんですか?」
写真を見てニコニコしてる女に話しかける男。
男に一瞬チラッと視線を向けすぐに写真に戻った。
「だって久しぶりの再会だもん。まさか、蒼良のお姫様になってたなんてねー。」
口元は笑っているが写真を見るその目には明らかな殺意があった。
「まさか貴方が蒼良の姫とその親友と知り合いとは思いませんでしたよ。」
男はソファーに腰掛けパソコンを開いた。
「で、いつになったら連れてきてくれるの?」
「もう少し待ってください。如月達を完全に落とすためまだ準備が必要ですから。そのためにもあなたの協力は必要不可欠ですからね。」
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