第85話

「優愛ごめんね.....」


バーベキューを終えた優愛とりっちゃんは部屋に戻ってきていた。


謝るりっちゃんの顔は凄く辛そうだった。


『んー?なんでりっちゃんが謝るの?』


「私が姫にならなかったら優愛にまた辛い思いさせなくて良かったし...」


(何しても優愛が居ることでりっちゃんに嫌な思いさせてるのかな...)



『なーに言ってるの?りっちゃんは全然悪くないし、一緒にいるって決めたのは優愛自身だよ?それにね、案外楽しいんだよね。彼らといると。』


それはいい意味なのか悪い意味なのかよく分からないけど、何か楽しい。


今まで平凡な日常を過ごすだけだったのに、彼らが刺激を与えてくれた事で何かが変わった気がしたの。

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