第47話

倉庫に行くようになって数日経った。


相変わらず藍華による被害は収まらずむしろ悪化してるらしい。


さっさと、どうにかしないと自然消滅だよ〜


まぁ、蒼希に限ってそれは無いと思うんだけどね。



「遅いわね。」


『だね〜。何してんのかなー』


学校が終わり、優愛とりっちゃんは教室で彼らが来るのを待っていた。


いつもだったら洸さん達が迎えに来てくれるんだけど、中々来ない。


『探しに行く〜?』


「そうね…でも、すれ違いになったら困るし。」


うーんと2人で悩んでいると……


「律花さん、優愛さん。お待たせしました。」


聞き覚えのない声がし見ると扉の前に立っている男子生徒。ここの制服を着てるからどこかのクラスの人かな。


「え、誰?」


「最近蒼希に入った下っ端です。洸さん達がトラブルで来れなくなり代わりに迎えに来ました。」


どうりで見ない顔だなぁとは思ったけど。


一応警戒のためにも全員の顔は覚えたんだけど、彼は見たことがないしなぁ。


「そうなんだ…」


「さぁ早く行きましょう。藍華がいつ来るか分からないし。」


と言い私たちに近づいてくる彼。

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