第8話
確かに洸さんの言ってることは当たっている。
今まで優愛の考えを読む人は居なかったし、こんなにも警戒、恐怖を抱く人も居なかった。
けれど、りっちゃんを見るその目は優しく大切に思ってるんだと見てて分かる。
さすが、蒼良の総長。この人だからりっちゃんを任せられたんだよね。
『当たってて怖いなぁ。確かにその通りですよ。
皆さんは優愛のことを疑っているし信用もしてない。まっ、それが普通なので良いんですけど。』
別に信用してもらおうなんて思ってないからね。
『りっちゃんの親友だとしてもこんな得体のしれない女と一緒に居ることに他の人たちは納得してるのかな〜って。無理矢理一緒にいるのも優愛も人間ですから、嫌ですし。』
人を疑うのは彼らの世界では当たり前。
蒼良には敵が多いし、女の方がスパイとして入り込みやすいからね~。
普通の人間だったら嫌気がさすかもだけど、これが彼らの普通なのだから。
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