「前に話した”黄羅”ってチーム覚えてる？そのチームが最近繁華街で目撃されるようになったんだ。

まだ直接的な被害は無いけど、アイツらの中にはクスリを持ってる奴もいてそれを売ろうとしてるって噂が流れてる。」

”黄羅”…………あぁ、私が優達と一緒に居る理由を聞いた時に出てきた名前だっけ。

確か蘭華を狙ってるって話だったよね。

「今まで音沙汰無かった奴らが最近になって噂され始めた。それは、今後俺ら……蘭華にそして菜都姉達に危険が及んでるって可能性がある。

だから、菜都姉達には十分に気をつけて欲しい。」

みんなの顔つきは険しい。

それほど危険なチームなんだろう。

私とみっちゃん、美桜ちゃん、雛菜ちゃんはそれぞれ顔を見合せて頷いた。

『分かった。私達も気をつけるね。

できる限り一緒に行動するから。』

そう言うと優含めみんなは力強く頷いた。

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