第10話

大好きなミルクティーが売り切れだったから、

普通にお茶にした。


てか、なんで1階にしか自動販売機ないんだろう。

1階まで行くのめっちゃめんどくさいんだよね。


なんて思いながら帰ろうとしたとき、


ドンッ!


『うわっ!』

「キャ!」


後ろから物凄い勢いで何かがぶつかってきた。

その拍子で前に派手に倒れた.......転んだ。


めちゃ痛いんですけど。膝赤いし痣になってるじゃん。


「す、すみません!!」


ぶつかってきた何かはどうやら人のようだ。

文句の一つぐらい言ってやろうかと振り返ると、


「だ、大丈夫ですか?」


『あれ、優の彼女.......』


文句の相手がなんと優の彼女、柊木美桜だった。


うわー、間近で見ると結構な美少女だなぁ。

ふんわり系の穏やかそうな子って印象。


優もやっぱこういう子が.......って、


何言ってんのよ私。


これじゃ優に彼女が出来たこと認めるみたいじゃん!


いくら、美少女だからって騙されないんだから!


私の方が可愛いし!!

(えっ何言ってんのこの人By作者)

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