第39話 私の力...?
先日...
音楽の仕事を辞めてから
ギタリストさんからLINEがありました
小さい頃から家にある
日本人形について
相談にのって欲しいと...
二体あるうちの一体を
お兄さんも自分も怖く感じていて
甥っ子ちゃんまでも
怖がるようになったと
『守ってくれているものですか?
それとも良くないものですか?
何か感じるものありますか?』
そのLINEを見た瞬間から
私の頭の中に浮かぶお人形は
LINEに書かれているお人形とは
違うのかな?ってすぐに打ち消して
そのお人形については触れませんでした
多分お家にあるお人形は
五月人形...
私の頭の中のお人形は
全然違うものでしたから
話したり写真でもあれば
もう少し詳しく分かるかもしれませんが
一番簡単な判断方法として
『怖い‼︎』と感じるものは
良いものではない‼︎ということ...
守ってくれているものに
恐怖感なんて有るはずがないから
手放した方がいいと思うことを
感じた通りにお伝えしました
数日して...
私の為の送別会が延期になったと
LINEが入りました
お茶目で優しい上司の◯◯さんが
酷い風邪をこじらせているからと...
そのLINEを見た時も
例のお人形が頭に浮かんで
そのことに触れようとした時
『この間はありがとう
今から母と納めに行ってきます』と...
その時
初めて聞いてみました
『そのお人形のお着物の色 何色?
私の頭の中にあれからずっと
白いお着物のお人形がいるんです』
『そうです‼︎白い着物です‼︎』
『五月人形じゃない?
私の頭の中のお人形は大人っぽくて
右に首を傾げて左下を見てるの
前髪は短くてほっぺの辺りで段になって
後ろは長い髪よ
白地に薄い柄のお着物で
切れ長の目がすごく淋しそう
痛みや苦しみや悲しさを通り越した
静かな淋しさ...モノクロのイメージ...
そんな感じのお人形...
激しくゾ〜!とはしなくて
体全体がそっとぞわぞわしてる感じよ』
今まで感じていたことを
全部伝えたところ
『その通り...です
そのまま過ぎて怖いです...』って
そう言われたら
私の方が...怖いですから
どうして...
そのまま過ぎるお人形が
私の頭の中に浮かぶのか...
不思議でなりません
私の力...?
私自身が一番???なんです
どうして...
当たっちゃうのか
いつも...不思議です
お焚き上げが済んだのか
今はもう...
ハッキリとは見えなくなりました
時々...
マンションの部屋を
覗きに来る霊も...感じる
誰なのかも...ね
そう言えば前に
『1ミリもアイツなんかに
俺らのこと見られとうない!』って
ブログの写真見ながら
怒ってたね
それにしても...
お茶目で優しい上司の◯◯さん...
もう元気になったかな〜?
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