第37話私の中の『本...検索機さん』
私はいつも...
本屋さんに入る時に
心の中でお願いするのです
『今の私にとって
必要な本を教えてください』...と
そうすると...
面白いくらいあっさりと
その本の前に立てるのです
2年半程前に...
『龍神様』を見つけた時もそうでした
今日も...また
見つかりました
『おまえに確かめたい事があるんじゃ
おまえ...自分がマロンを殺した!なんて
まだ思ってるんじゃなかろうな...
そんな事でいつまでも苦しんでおったら
マロンが可哀想やろ...』
昨日...
あなたにそう言われて
涙ぽろぽろ溢れて...
本屋さんに入った時はそんな事
全く考えていなかったのに
初めて行った本屋さんの中...
迷う事なく歩き進み
そこで立ち止まりました
私の目線の高さに
その本はありました
動物とテレパシー を通じて
話せるようになる...という本で
亡くなった動物とも
出来る...と
それは...
私の『得意分野』でもありますが
自分の事となると全く
分からなくなってしまうのです
幼い頃から...
人の『裏の心』で傷付いてきた私は
そんなものを持たない動物達と
よく遊んでいました
近所のわんちゃんや
お家が無いねこちゃんと
目が合ってしまうだけで
涙があふれてしまったり...
キャンプ場のお馬さんに
即興子守歌を歌って
3分程で居眠りさせたり...
私...
子供や動物には
嫌われる事がないので
すぐに仲良しになれるのです
『ハイジさんみたい...』
そう思いながら手に取り
表紙を開いた途端...込み上げてきて
大泣きしそうでしたので
慌てて閉じました
その後...
あなたに見せてあげたい本も
すぐに見つかりました
『大切な本』に
なってくれるといいな...
私の中の
『本...検索機さん』
今日も
ありがとうございました
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