第46巻 夢をみるわたし

長編小説

夢をみるわたし

第46巻

わたしはいつも色々な夢をみる。それは世界の破滅や世界の再生、世界の輪廻、世界の混沌、色々な世界線の物語、だがわたしは肝心な最後の物語だけ思い出すことが出来ない。わたしは今日も夢をみる。そこには1人の男がいた、男はある悩みがあった。娘の面倒をどう見たらいいかわからないのだ。男には妻がいた、しかし男も少しは面倒を見てあげたかった。しかし娘というのもあって接しにくい。どう接すればいいのだろうか?、わたしは悩んだ末に少しだけ関わることにした、しつこく関わると大抵は嫌がられるからだ。だからわたしは持ち前の洞察眼で必要な時だけに関わるようにし、それも短時間で終わらせる。それが一番いいと考えた。なるべく関わる時間を変に作らないが、別に作らないわけでもない、それが今後付き合う上でとても大事なことだ。娘はいつもそおすると必要な時に男を頼ってきた、そんぐらいがちょうどいいのである。男は娘の扱い方に慣れていた。お金などのお小遣いをたくさんあげると娘は大抵漬け上がり、素行が悪く育ち、関わらなすぎても娘は孤独感や生活の違和感を感じ、グレてしまう。そんな繊細な生き物が娘という存在なのだ、だから大切に丁寧に扱わなければならない。息子が生まれたのなら簡単だ、夫は振り回すだけ振り回せばいい。ただ振り回すのではない、利口的に論理的に合理的に物事を教え、自分の趣味を教え、勉強を教え、そして道を導いてあげればいい。だが娘の時はそれをやっては逆効果だ。だからその時は妻に働きかければいい、妻を趣味に誘い、論理的に、合理的に物事を教え、妻を強化してそして、妻が娘を導いてあげればいい、それでどんな家庭でもうまくいくだろう、だから一つ言いたいことは妻とは仲良くしといた方がいいだろう、何故かって?娘が産まれた日にゃ、家庭の権力争いは敗北を意味する。家族とは小さな宮廷なのだ、権力争いがあり、そんな心意気で行かなければ破滅するだろう、良い人生は送れない。だから敵とは仲良くしといた方がいい、敵から仲間までにしといた方がいい。そおすれば大抵はうまくいく。もし揉め事が起きたら、父親の威厳を見せなければならない、他人や家族内であってもだ、夫とはカリスマ性があって成り立ち。それがない夫は残念ながら負け組になるだろう。だから男はカリスマを磨き、女は魅力を磨け、女は魅力を磨けば自然と男は寄ってくる、だから女は査定をすればいい、良い人間は誰か自分からトラップにかけて反応を見てやればいい、大体の男はそれで落ちてしまうから。だがカリスマ性がある男は違う。そんなヒヨコのおままごとは受け付けない。そしたら女はその男を夫に決めればいい。男は逆にどんなハニートラップが来ても耐える忍耐力が大事だ。すぐトラップに引っかかるような男は見捨てられ、上手くいっても長続きはしない。良好な関係は難しいだろう。だから男は忍耐力を身につけ、カリスマ性をつければいい、そおすればどんな女も君の思いのままだろう。そお思って生きれば君はカリスマ性がつく。男は上手く行きた。この世をうまく生きた。だが男は絶対に満たされない道を進んだ。絶対に満たされることはない究極の感情を捨てた。男は全ての欲を耐え、究極の道をいく手があった。しかし残念なことに男は平凡な道に行ってしまった。それはとてもつまらない道である。わたしは目を覚ました。今日は普通の夢を見たような気がする。わたしはいつも訳のわからない、意味深な夢をよく見るのに今日は何故か普通の夢を見た、しかしまあこんな日もいいだろう。

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