第35巻 1XX年後の君へ

長編小説

1XX年後の君へ

第35巻

この世は間違っている!そうこの世に異世界の球のような適性検査があれば、どれほど人生が豊かになるだろうか、自分たちでは何が適正なのかわからない!そうそれが終わっている!だけど、そんな技術ができても使われることはないだろう!、理由は人権問題に関わるからだ!それは決して覆すことのできない問題だ!適性検査なるものはそれだけでその人の人生そのものを変えてしまう!そんな代物が許されるわけがないだろう!だが科学革新がこのまま進めばその日も近くはないだろう。だけど、もしそんな世界が来る10〜100年後か知らないがその未来の人たちに送る小説。もしそんな世界が実現できたら、この世は平和と平穏と、美しい世界が誕生するだろう、それは私が望む世界だとも、美しい世界の在り方だろう。しかし、そんな世界は成り立たない、なぜかって?それはそこには。わたしの求めるそれがないからだ、それは憎しみであり、悲しみであり、苦しみであり、嘆きである。しかし人間とは矛盾した存在で美しさを求めるが、美しいものを見てしまったらもう美しくはない、だから美しさを求めるんだと。だからわたしはこの世に生まれることが間違っていたし、合っていた。わたしは美しい世界に生まれてしまったら、わたしは美しいあまり絶望し、死を選んだだろう、その美しい世界は、混沌がなく、混乱がなく、無秩序がなく、悪魔がなく、それは表現することができない。だからわたしはそれを女と名をつける。それは決して人間では満たすことが出来ない欲であった。だからわたしはどの時代に生まれても死を選ぶ。わたしは満たされることのないそれを見てしまったから、わたしは絶望の中に生きるが幸せである。わたしは今日も死を選ぶ。

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