第32巻 人類最高の発見

長編小説

人類最高の発見

第32巻

わたしは世界に最恐の発見をしました。それはまるで何かに導かれるように、わたしは絶対に語っていけないはなしをします。わたしは全人類のためにしました。わたしは全人類のために発見しました。わたしは何も悪くないのです。わたしはもう死んでますからその時にはもう死んでますから、だからわたしは何も悪くないのです。わたしは何も悪くないのです。これは全人類が悪いのです。わたしは言いました。それの手段を間違えてはいけないと、国一つなくなってしまうと、いや、わたしはそんなことは言いませんでした、ですが使い方を正しくすれば全人類はさらなる発展を目指すことができるのです。だから何も間違ってはいないのです。全人類はわたしを讃えるのです。わたしは決して嬉しくはありません。全人類は何も知らないのです。全人類は知ってはいけないのです。この世には知らない方がいいことがあります。それを知ってしまったらきっと、生きる希望を失うでしょう。それはきっと全人類に今後不幸が降りかかるでしょう、わたしは知りませんでした。人間の狡猾さに人間の醜さに、知っていたのです、ですがまさかここまでとは。わたしは純粋すぎました、だけど目を逸らしてはいけません。この世には娯楽がいくらでもあります。ですが全人類よ、目を逸らしてはいけないのです。それはある日突然自分の前に来ます、それは絶対に見てはいけません、それは絶対にこの世に存在してはいけないものなのです、それは人を狂わせ、時に破壊を生み、幸せを生みます。それは時に武器となり、憎しみを生み、幸せを生み。それは見えるようで見えないのです。これはある星のある人の発明者の物語。この先それは来る。そしてそれはもうすでに○○の人々を残酷にも一瞬で殺したのです。

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