第26巻 ある男は理想を求めた

長編小説

ある男は理想を求めた

第26巻

ある男は理想を追い求めた。それは誰にも理解されることのない理想だ。その世界には戦争があり、平和があり、戦争がない世界。差別があり差別がない世界、それは絶対共存することができない。だが男はそれを求めた。理想を追い求めた。男は行動を起こす。だが行動を起こすことをやめた。理由は教えることはできない。だからここに書くことにした。誰にも語られることもない人生の物語を。男は小説家を目指していた。だがしかし男は知っていた。小説の未来をこの世の未来を。だから男は男は出版社を作った。その出版社は他の出版社と違った。自由があった。なんでも可能だった。そうそれは男の理想とする世界だった。男は色々な小説をハリブリットさせた。それは複数の作家からなる小説となった。色々な物語をくっつけた。色々な短編小説をくっつけた。男は実現させた。全ての小説家が生きていける時代を、だがそんなものは理想だった。実際そんなことをすれば 世界はそんなことを許さない。世界は残酷だった。1人の作品によってしか受け入れられない。世界は残酷だ。1人の物語しか許さない。男は国を作ろうと思っていた。そうして国を作った常に宣戦布告をする国だった。だが決して武力行使をするわけではない。軍を動かすが決して領土侵犯をするわけではない。だが男は戦争を望んだ。男はミサイルを国打ったが絶対防空できるミサイルだった。男は兵を相手の国に送った。しかしその国では歓迎された。だが国民は戦争をしていると知らされた。男は全ての責任を負った。絶対に誰にも理解されることもなく、誰にも語られることもない男の物語。男はプロチームを作った、そしてそのプロチームは絶対に連勝を許すことはなかった。絶対に負け続けることを許さなかった。そんなプロチームを男は作った。男が求める世界がそこにはあった。男は誰も不幸にならず誰も幸せにならない世界を理想とした、だがこれは誰にも語られず、誰にも知られることはない男の物語。

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