第10巻

世にも奇妙な物語

第10巻

タイトル:始まりは終わり、終わりは始まり

男は世界の全てを察したかのように脱力になり気を失ってしまいました、つぎの瞬間男は目覚めさっきとは雰囲気が違いましたその男は帰り道無性に誰かに自分の話をしたくなりました。そこで目にかかった女性に話しかけ、最初はナンパのように思われましたが少しずつ打ち解け、俺の話を聞いてくれるかい?といい女はいいでしょう、聞いてあげましょうといい、男は話をしました、男は言いました俺はすごい欲しているものがあるとそれはものではなく概念ではなく人でもないと、でも目の前にあるものだと、女は聞きました、それは本当に手に入らない物なの?目の前にあるのになぜ手に入らないのかしらと、男は答えました。それは他の人から見れば別に欲しい物でもなく、別にどうでもいいことでもありました。今君が欲している物にもなり得ない、簡単に言えばそれは誰にもわからないことですと。女は言いました。それは本当にこの世にある物なのかしらと。男は答えました。それはある人は持っているしある人は持っていない、でもそれを見た人はそれを持っているとはわからない。もしかしたら本人ですらわかっていないのかもしれない。それは誰にもわかることはないかもしれないし時々わかることかもしれない。だからそれはこの世にあってこの世にないものだと。女は言いました、あなたは本当に変ね何を言いたいのかさっぱりわからないは、とりあえずそれについてもう少し説明してちょうだい。男は答えました。それは宇宙が生まれたときにあったかもしれないし人が誕生したときに生まれた物かもしれない、それは時には大義となり、時には悪となり、ときには正義となった。時代によっては武器となり剣となり槍となった、それは自然にもなるし人工物にもなり、感動を生むものになるし憎しみを生むものにもなる。それは人が人たらしめるためにあるものでもあるしそうでないのかもしれない。女は言いました、結局説明をすればするほど何を言っているかどんどんわからなくなっていくわ、答えは言ってくれないのかと、男は答えました。それが答えだと。

そして男は言いました、そんなに話が聞きたいなら付き合うのはどうだいと、女は悩みました、この男には何か違和感があり既視感がありました、昔出会ったようなそんなような感じもありました、そこで女は回答しました、、、、男は驚きました、悲しみもあり喜びもあり色々な感情が出てきました。つぎの瞬間男の雰囲気は変わっていました、じゃあわかったもっと面白い話をしてあげようと、それは破滅を呼ぶかもしれないし幸せを呼ぶかもしれない、どのような選択も後悔してはいけないと、それが自分が選んだ道であると。そうして男はその先色々な話をするかもしれないし、その2人が物語の一部になるかもしれない、はたまたこの後男女は何事もなく一人一人の人生を生き何も関わらないかもしれない、それは神にすらわからない、世界は輪廻し繰り返すのかもしれない、選択で未来は変わるし過去も変わる、君はどんな選択をするかい?

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