短編小説

第五巻

世にも奇妙な物語

あるところに精神障害を持つ男がいました。その男は毎日が苦しく苦しく、ですが別に生活に影響はありませんでした。病院でけんさをうけてもなんら障害はなく、ですが自分では精神障害を持っていると思っていました。よく男は夢を見ます。色々な夢を見ます。死ぬ夢、追いかけられる夢、苦しむ夢、色々な夢を見ます、色々な人生を経験する夢を見ます。漁師の夢、大男の夢、男の夢、男はそれが夢には思えませんでした。まるで過去のようで前世のようでまた未来のようで、医師は言いました。そお言うことはよくありますよ、生活に支障が出ていないのであれば大丈夫ですよと、ですが男は言いました。よく幻聴が聞こえますと、良く何か見えてはいけないものが見えますと、医師は言いました、疲れているんですよ、よく寝てください、男は言いました、私はいつも寝てます。子供の頃からよく寝てます。ですが、何故かよく眠いんです。寝ているのに、まるで夢の中のようで今もまるで起きている気がしません。寝ているようで起きています。医師は言いました。それは不安ですが、よくあることですとやっぱり疲れているんですよと、男は分かりましたと、診断が終わりました。男は家に帰り眠りにつきました、、、、