第3話


「うっ…うぅ…ひっく…」


「…泣いてるの…?」


泣いている私に手を差し伸べられた。



一体、いつ振りだろう…?


「…あなたは誰…?」


「僕は、死神…」


死神…?あぁ…私、とうとう死んでしまうの…?


私の人生、良い事無かったなぁ…。



「…幽霊かと思ったから、来たんだけど…もしかして、閉じ込められてる人間…?」



「うん…もう、何年も鏡の中で一人ぼっち…」



ずっと、寂しかった…。

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