第172話

「おー、リカ!」



中に入ると外観と同じ落ち着いた雰囲気が広がっていたけれど、響く大きな声にビックリした。



声のした方を振り向くと小柄などちらかと言うと可愛い感じの男の子がこっちに歩いて来ていた。




「信…」



リカはその男の子に、ノブ、と呼んだ。



「こいつ、この店の店長」



リカは信と呼ばれた人を指差した。

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