第62話

「先生、寝てもいい?」



「どこか体調悪いの?」




保健室には先生がいた。




「頭いたい」



「嘘は駄目です」




よくサボりに来るから先生はわたしが仮病ということに気づいている。





「…教室、いたくない」



「そんなこと言わない、ほら、一時間目始まるわよ」



そう言って保健室を追い出された。

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