第32話

「…腹へってんの?」



笑うでもなく、真顔で聞くから余計恥ずかしい。




「うん…」




「何か頼む?

今カップラーメンとかしかないけど」




頼むってデリバリーとかだよね?

そこまでしてもらうのは申し訳ない。



「カップラーメンもらう…」


だけどお腹もすいたし、カップラーメンはもらうことにした。




リカは立ち上がりキッチンに向かう。




ここからでもキッチンは見えるけど、多分全然使ってなさそう。


物がほとんどない。



それに、このリビングも物は少ない。




だけど無駄に広いから寂しい印象を与える。

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