ガラスの灯

あの子との出会いは

通学の電車で良く見かけていた。

多分、一年生かな?


いつも恥ずかし気に朝の会釈えしゃくをするぐらい

顔だちも綺麗で美少女と言われても誰もが

否定しない程に綺麗な女の子が突然にわたしに?


それはいつもより混んでいた電車の中

あの子が人混みに押されて、わたしの

目の前に押し出されてしまった時に

わたしとぶつかってしまった。

悪気がなかったので、体は大丈夫と

確認んをして、お互いの自己紹介を

したのですが?

なんとわたしの名前を知っていた。

その子は妻木美優ちゃんと言う名前で

苗字がとても珍しくてそんな話題を

している内に美優ちゃんから

好きと告白されてしまった。


初めはただの友達としての好きなん

だと思っていたが?どう見ても

そうでもなさそう。


同性から初めての告白でどうして

いいか分からずに戸惑いを隠せない。


こう言う時って皆はどう返事をするの

かも分からない?


答えが見つからない?

この場をどうにかしないと

そればかり思っていた。

でも、美優ちゃんがどんな子かも

分からない?


そうだ、ここは強引に付き離すんじゃ

なくて傷付けないように。

「初めは友達からでいいかな?」

その場から逃げるような返事をしてし

まった。


それからは毎日の朝の電車と

わたしの部活が終わるまで、待って

くれたりと友達以上な関係になって

いた。


たわいのない話や今日の数学の

授業が難しくて大変だったとか

ほんとあの先生は嫌いとか好きとか

ごく普通の会話ばかり

やっぱり友達としての「好き」だっ

たのかなって時間が経てば

普通になるのかな?


でも、何か可笑しい?

この胸の騒めきはなに?

美優ちゃんの好きの言葉に

わたしも好きだよって言って

美優ちゃんを引き留めて自分の

居場所を作って居るのかなと

少し狡い女になってない?


美優ちゃんは何処まで本気なの

かを確かめもせずに勝手に

自分の所有権を誇示する。

そんな自分が嫌い!


もう直ぐ夏休み

その前にちゃんと美優ちゃんに

返事をしないと・・・?


終業日にいつもの部活動

美優ちゃんからLINEで待ち合わせ

学院の図書室で待ってると

言われたので、部活後に

図書室へ行くと美優ちゃんは

読みたい本が見つからないと

わたしを図書室の誰も来ない奥へ

導くと、わたしを後ろから

抱きしめてから

「私ではだめなんですか?」

やっぱりこの子は本気なんだと

確信した。

今までどこまで本気なのかも

分からないままに流されて思いが

一気に崩れ剥がれて行くのが

心の仮面が剝がされて行く。


美優ちゃんはわたしを強く抱きしめ

初めてのキスをしてきた。


勿論、わたしにとってファストキッス

それは今まで感じた事のない快感と

共にわたしは抵抗もせず美優ちゃんを

受け入れいた。

キスはどんどん激しくなり

わたしの体は熱くなる

心臓の鼓動は高鳴り

もう美優ちゃんの意のままになって

しまった。


女の子なのにこんなにも感じて

しまうものか?


ここまで来ると求めて居るのが

手に取る様に分かったしまう。

そうして欲しいとわたしも感じて

しまった。


美優ちゃんはわたしのブラウスの

釦を外し、ブラの上から

わたしを求め始めて居る。


美優ちゃんの荒い息遣いと

わたしの喘ぐ声


ここではやばい!

わたしは自分の家で

お互いの気持ちを確かめ合おう

と言って家に招いた。


あたし達は言うまでもなく

初めての経験をこの夏の始まりと

共に深い絆に生まれ変わったと

思った。



愛はガラスの灯みたいな物で

少しの行き違いでもろく割れて

しまう。

割れたガラスのとうあかりりは

静かに消えてなくなるけど

そのガラスの灯を割れないよに

大切にすれば何時までも

温かいぬくもりを灯し続ける

事でしょう。

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