私たちは、若くて清い
茜琉ぴーたん
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「僕は…
好みのタイプは誰?みたいな他愛のない放課後の雑談の中で突如現れたのは母の名。
娘である私は当然「はァ?」と聞き返して声の主を睨む。
「バリバリ働いててカッコいい。昔から知ってるけど、気さくで気が利いて、いいお母さんって感じ」
「そりゃそうだけど」
母は19で出産しているので私…小笠原
「あー、1回見たことあるわ、美人だしオッパイでけーよな、桃のかーちゃん」
「ぎゃはは、お前エロいこと言うなよ」
「やめなよあんたたち、桃に失礼じゃない」
「俺、高校入ったらオッパイでかい彼女作るわー!」
「俺も!」
多感で性に興味のあるお年頃、しかし自分の母をそんな見方をされては気持ち悪くて仕方ない。
「……ふー……やめてよ…」
私は話を切り上げて鞄を肩に掛ける。
「じゃァね、」
「小笠原、僕も帰る」
「…うん」
しれっとついて来たコイツは同級生の
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