第36話


ーーーそして。




「ん、無理。」




零から。




「あ?馬鹿な事を、言うんじゃねぇよ。」




不機嫌な洪からも。




「瑠璃さんの事が、大好きですよ?それだけは、何があっても、絶対です。」




琥珀からも、で。




揺るぎない眼差しで、瑠璃の事を嫌いにはなれないのだと、訴えてくる。




痛いくらいに。

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