友人の西尾くんのインタビュー 1枚目

インタビュー (友人の西尾くん)


私は榎本という友人とこちらの求人に

応募しようと思いました。

しかしですよ、身投げって書いてあるんです。

どこをどう読んでも身投げと書いてあるんですよ。

私は彼を止めました。必死に止めました。

彼はきっと"荷分け"と"身投げ"を間違えているんだ、なんて言って大丈夫、大丈夫と言いました。

しかしですよ。日給が高すぎるんです。

18万ですよ。高卒の初任給くらいあるんですよ。

それを1日で、なんて私は

あり得ないと思っていました。

彼の実家は母親が1人なのでそれはもう、

生活に困っていると言ってました。

それに関しては私は何も言えなかったんです。

しかし、私はもし、もしですよ。

この会社が本当に身投げをさせる会社なのであれば、私は彼にもう二度と会えなくなってしまう。

そうずっと思っていました。

そうなんです、彼はとうとう

10月10日にそのアルバイトへ行ってしまったのです。




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