友人の西尾くんのインタビュー 1枚目
インタビュー (友人の西尾くん)
私は榎本という友人とこちらの求人に
応募しようと思いました。
しかしですよ、身投げって書いてあるんです。
どこをどう読んでも身投げと書いてあるんですよ。
私は彼を止めました。必死に止めました。
彼はきっと"荷分け"と"身投げ"を間違えているんだ、なんて言って大丈夫、大丈夫と言いました。
しかしですよ。日給が高すぎるんです。
18万ですよ。高卒の初任給くらいあるんですよ。
それを1日で、なんて私は
あり得ないと思っていました。
彼の実家は母親が1人なのでそれはもう、
生活に困っていると言ってました。
それに関しては私は何も言えなかったんです。
しかし、私はもし、もしですよ。
この会社が本当に身投げをさせる会社なのであれば、私は彼にもう二度と会えなくなってしまう。
そうずっと思っていました。
そうなんです、彼はとうとう
10月10日にそのアルバイトへ行ってしまったのです。
------------------------------1 ------------------------------
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます