passion 5

第21話

「ナオっ……ナオっ、」



「こんな時に名前呼ぶのは反則だと思う。」



だって、


そう呼ばせる蓮見君が悪いんだ。


蓮見君が私に触れる肌とか体温が、


私をおかしくさせる。



「かすみ、震えてるのは、怖いの?それとも……」



蓮見君は私の顔を覗き込む。

そして震えるカラダを止めるように私に密着する。




……ずっと好きだった。



蓮見君が。



「かすみ、もう俺我慢しなくてもいい?」



蓮見君の声がとても艶っぽく耳に響く。



「うん、」



私は小さく頷く。


私だって早く蓮見君のモノになりたい……、



ドンッドンッ!!



ピンポンピンポンピンポーン!!





「……蓮見君、何!?今の音っ、」



私は思わず彼にしがみつく。



「……うちの玄関みたいだけど。」



「こんな夜中に!?怖いよ!!」



「若森さん!!こんな時間にホントゴメン!!蓮見いる!?」




玄関の向こうで設楽君の声がした。

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