第3話

「すみませーん!!オレンジサワー1つ下さい!」


そして、数分が経過し…


「お待たせしました!オレンジサワーです!」


私の目の前に置かれたグラスに、父も母も目を見開いた…。


とても大きい…。


500mlのペットボトル位の大きさはある…。


「こんなに飲める?」


「…分からない、けど…美味しそうだから、飲める所まで飲む!」


まずは一口…。


「…!!美味しい…!!爽やかな味で飲みやすい…!!」


私は、注文した食事と一緒にサワーを楽しむ。


「春音、少しピッチ早過ぎないか?無理すると、悪酔いするぞ」


心配そうに父が声を掛けてくれた。


「大丈夫、大丈夫!美味しいから多分飲めるよ〜!!アハハ〜!!」


「春音って、お酒飲むと楽しくなっちゃうタイプなんだね!もう、顔が赤くなってきてるけど」


父が楽しそうに笑う。


そんな中、母は私を心配そうに見つめた。


「本当に大丈夫かなぁ…?私に似てるから、お酒に弱いと思うけど…程々にして、お父さんに渡したら?」


「は〜い」


母の忠告に、私は呑気に返事をした。

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