【ＳＦ小説 共通設定集】 アステロイド・ハンター／ＳＧ４シリーズ

木星

木星はガス惑星のため、木星自体への入植活動は当然できないが、

ガリレオ衛星と呼ばれる４つの大きな衛星

（イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト）には、木星圏の水やガス採取

や資源探査を行うための研究施設や基地が点在している。

これらの基地はほぼ全て世界政府の研究機関や資源開発局のものであり、

木星圏にはまだ民間企業の入植は無い。このため「地方政府」と呼ばれる

ような自治政府は置かれておらず、世界政府職員による活動が行われている。

４つのガリレオ衛星での主な活動内容

（木星に近い順）

【衛星イオ】

ガリレオ衛星のうち最も木星に近いイオでは、木星のガス採取事業をする

資源開発局の作業員が住む小さな開発区イオベース基地がある。

木星のガス（９０%が水素、１０％がヘリウム）を採取するための

ガス採取衛星の運航管理、採取したガスを貯蔵、運搬する施設の管理。

および、イオの公転軌道にある金星のテラフォーミング事業のための

水素ガス供給ステーションの管理を行っている。

【衛星エウロパ】

水と氷が豊富な衛星であるエウロパは、木星の開発団が最も早くから

活動を始めた場所であり、地球圏への燃料水の供給を行う重要な

基地が有る。

木星圏の基地の中では最大の基地であるエウロパベース基地、

氷採取基地であるアイスプラントベース１と、アイスプラントベース２

の２つの基地がある。

エウロパの公転軌道上には巨大な燃料水補給ステーションが有り、

エウロパの技術者たちの管理下に置かれている。

【衛星ガニメデ】

ガニメデは木星圏の資源探査基地の中心であり、イオのガス採取、

エウロパの水採取とは異なり、鉱物資源を開発するための研究者や

調査員が多く駐留している。

開発区ガニメデベース基地には、かなりおおきな宇宙港設備が有り、

周辺の小さな衛星群を調査するための宇宙機などを隕石嵐から守るための

格納庫なども充実している。

【衛星カリスト】

カリストもガニメデと同じような役割を持ち、カリストベース基地は

木星衛星群の資源探査の拠点となる基地である。

ガニメデとの大きな違いは、カリストは他の３つのガリレオ衛星よりも

外側の軌道のため、さらに外側に点在している木星の衛星群の調査の

がメインとなっている。

【ＳＧ５の部隊について】

宇宙防衛隊ＳＧの木星部隊ＳＧ５が４つのガリレオ衛星に駐留している。

ＳＧ５司令本部基地はエウロパにある。

４つの衛星にいる部隊は、それぞれ３～５の航空中隊と地上部隊で構成

されており、『駐留部隊』と呼ばれている。

守るのは『都市』ではなく各地の基地や、燃料水やガスの

補給ステーションであるが地球圏の人々の暮らしを支える供給源でも

あるため、かなりの規模の人数が配属されている。

　衛星イオ　　　ＳＧ５－ＩＯ駐留部隊

　衛星エウロパ　ＳＧ５－ＥＵ駐留部隊（ＳＧ５司令本部）

　衛星ガニメデ　ＳＧ５－ＧＡ駐留部隊　

　衛星カリスト　ＳＧ５－ＣＡ駐留部隊

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