Paradis des Fleurs - 4

 そして、時は巡って数ヵ月後──



Paradise FOUND: Paradis des Fleurs 4



「おかしなこともあるものね」

 洗濯物をためた籠を片脇にかかえた女中は、足早に後宮の廊下を歩きながらそう言った。「あの陛下が女の後を追いかけているのよ。世も末だわ」

 同じく籠を抱えた女中仲間は、それに対し、大袈裟に肩をすくめて見せると、ため息混じりに答える。

「もともと好色家でいらしたじゃない、昔に戻ったようなものでしょう」

「いいえ! それはそうだけど、面倒は嫌いだとかで、陛下自ら女の機嫌を取ったりなんて絶対になさらなかったそうよ。それが……」

「それが……ねぇ」


 女中達の浮ついた噂話は、しかし、続きに相応しい言葉を見付けることが出来ず、そのまま宙に浮いたような格好になった。

 お喋りと検索を何よりも得意とする後宮付きの女中連中をして、何をいわんかと混乱させる奇妙な現象が、ここジャフ王宮にて連日繰り返されているのだ。


 その現象は当事者の意図が明らかでないだけに、色めかしいものから、政治的な策略だと勘ぐるもの、果ては、もののけの怪ではないかと恐れるものまで、実に多岐にわたる噂が流れていた。

 それでも、一度は存続の危機さえ囁かれた後宮が、ささやかながらも再び活気を取り戻しはじめたのだけは事実だ。

 ──なにせ、王陛下が連日訪れるようになったのだから。


「何にしても、私達に仕事があって、手当てが頂けるうちは文句言いませんよ」

 最初に話題を振ったほうの女中が、そう言って大らかに笑った。


 そもそも誰もが王の意図を感じてはいるのだが、それを認めて、さらに口外するのは中々に勇気のいる行為であるのだ。

 まさか、我等がモルディハイ王が、そんな幼児の様な真似をしているなどとは。





 少し動くだけで、さらさらと音を立てながら揺れる長い金髪に、まだ幼さの残る侍女はうっとりしながら櫛を通していた。

 ほぅ……という感嘆のため息が漏れるのを聞いて、フローラは背後の侍女を振り返った。

「どうしたの? 疲れているなら、私の髪などもういいのよ」

「いえ、違います。あまりお綺麗で、珍しいお色だから、つい見惚れてしまって……」

「まあ」


 フローラも大概、この種類の世辞には慣れていたが、つい数ヶ月前までびくびくと怯えてばかりだった初心な侍女が、こうして胸の内を語ってくれるようになったのには格別な感慨があった。


 それは、晴れ渡った空を誇る朝の一幕。

 主人と侍女の関係である二人が、最近、こうして少しずつ歩み寄ることに成功している裏には、実は連日のモルディハイ訪問──否、来襲があるのだった。

 王の気紛れな悪戯を乗り切り、その後片付けをしたりとしているうちに、妙な連帯意識が生まれたというところだ。

 ──それだけは、フローラもモルディハイに感謝している。


「ありがとう、でももういいのよ。いくら整えても、きっとすぐ無駄になってしまうもの」

 フローラがそう言うと、侍女は何ともいいがたい苦笑いを浮かべて、表情を崩した。

「それはそうですが……あっ!」

「ね、貴女はもう下がっていて大丈夫。必要になったら、呼びますから」

「で、でも」


 ほんの少し開かれたままになっていた扉から、威勢のいい靴音が聞こえてくる。

 足早にフローラの部屋へ近付いてくるその靴音は、明らかに男性のもので、この後宮に足を踏み入れることのできる唯一の男のものであるのに、疑いの余地は無かった。


 すっと椅子から腰を上げたフローラに合わせ、侍女も慌てて立ち上がる。

 しかし、おっとりとした二人が王を迎える敬礼を取る前に──当のモルディハイは扉を開け放ち、獅子のような姿を派手に現したのだった。


「陛下、ようこそおいでくだ……」

「鈍足が逃亡した。女、今すぐ追って来るがいい」

「は……?」


 モルディハイは挨拶もなしに、大股でずかずかとフローラの部屋を横切ると、出窓のそばに立って下の地上を顎で指した。


「お前はあれの飼育係だったな」

 ──と、示された先をフローラも覗くと、見慣れた茶色のロバが興奮気味に駆け回り、その後を数人の馬小屋番が慌てて追いかけている姿があった。

 尻尾になにやら不自然な飾りがついていて、ロバはそれを嫌々振り落とそうとして、やたらに走り回っているらしく……。


「剣の留め具を尾に挟んでみただけだというのに、急に狂女のような叫びを上げたかと思うと、柵を飛び越えて走り出したという次第だ」

 フローラは軽い眩暈と同時に、身体から血の気が引くのを感じずにはいられなかった。

 しかし、一体なぜそんなことを、とか、罪のない動物へなんて非道な、とか、そんな至極当然の抗議がフローラの口をつくよりも早く、モルディハイの手はフローラの手首へ伸びて、強引に引っ張るのだ。


「来るがいい! そして奴を捕まえてみろ、出来なければまた私の執務室の床を拭かせるぞ!」

「へいかっ!」


 有無を言わせる間もなく、モルディハイはフローラの手首を引いて進むと、入ってきた扉から出て行った。

 ほんの先刻までの穏やかな空気は消え去り、嵐の後の静けさと共に一人部屋に取り残された侍女は、ここ連日のことながら……目を丸くしていた。


「ご無事で、フローラ様……」

 そんなことを呟かずにはいられない、憂愁の後宮付き侍女だった。



 何がそうさせるのか、モルディハイの体温はいつも高い。

 フローラは息を切らせてモルディハイの後を走りながら、手首を掴む彼の手から伝わる熱さを妙に艶かしく感じていた。

 疾走といえるほどの速さで回廊を駆け抜け、地上階のガラス扉から外へ飛び出すと、ロバの後を追いかけて騒いでいた馬番達が、一斉に二人を振り返った。

 わずかに髪を乱した王の姿に、慌てた彼らは彼らなりに精一杯の深さで頭を下げ始める。

 そんな彼らの努力も意に介さず、モルディハイは芝生の先に佇むロバを見て、そして後のフローラの方を振り返り、事も無げに言い放った。


「さあ、あれを追いかけて来い。一刻以内に捕まえられれば褒美をやらんでもない」


 折りしも、ロバは諸悪の根源モルディハイの姿を遠目に見とめたらしく、びくりと首を伸ばし、あたふたと頭を振りだした。

 ──駆け出す兆候だ。


「陛下、またご無理なことを……」

 と、フローラが言いかけるや否や、問題のロバは、彼らとは真逆の方へ駆け逃げていった。

 先には細い林があり、さらにその先は、警備兵の訓練場へと繋がっている──王宮内で最も、ロバが徘徊するに似つかわしくない場所であった。

 しかもあのロバは、タリーが愛玩動物として可愛がり、モルディハイが「鈍足」と呼ぶだけあって、あまり機敏でないのが玉に瑕きずであり……。


「あの鈍足は、飢えた兵にでも捕まれば、屠られるかもしれんな。侵入者と違われ矢を射られるか……」

「や、やめて下さいっ!」


 スカートの裾を持ち上げ、走り出したフローラの背中に、モルディハイの豪勢な笑い声が高らかに響く。

 悪魔! と叫びたくなるのを飲み込んで、フローラは走った。


 嫌なのに、悔しいのに、もう全てを投げ出して帰ってしまいたいのに。

 それも、モルディハイが時折見せる太陽のような笑顔を前にすると、その考えは空しく消えていってしまうのだ。


 ──それは期待も予想もしていなかった、想い、と。


 正体のない蜃気楼をこの手に掴もうとするような、成功の見えない、そもそも意味があるのかさえも不確かな、二人の奇妙な駆け引きだった。


 ロバを追って芝生の先を駆けるフローラの背中に、再びモルディハイの怒声が響いた。

「嫌か! 帰りたけくば帰ればいい! 私は言っただろう、女!」

「帰りませんっ、私も言いました!」

 負けじとフローラも声を上げる。可憐ながらも芯の強い、この地方貴族の娘は、結局一瞬振り返っただけで、ロバを追ってさらに先へとモルディハイ達から遠ざかっていくのだ。


 馬番たちは、揃ってぽかんとだらしなく口を開けたまま、そんなフローラの背中を見送った。

 天国から落ちてきた金の筆のように、美しくなびくフローラの髪が見えなくなると、今度はまた揃って、王の表情をおずおずとうかがう馬番たちだった。


 すると、何かに納得したような、満ち足りた顔をしたモルディハイの姿が、そこにある。

 フローラの消えていった先を見つめ、何か至宝でも見い出したのかと思えるほど満足げに細められた、王の瞳があるのだ。


 最も年長の馬番がおそるおそる尋ねた。

「あの、私どもはお手伝いせんでいいんでしょうか……」


 ──しかしモルディハイは質問には答えず、口元の笑みを深めたかと思うと、地を蹴って、フローラとロバの消えた方向へ走り始めた。あざやかに大地を駆ける赤い王の後ろ姿もまた、すぐに芝生の先に消えていった。



 ある日、フローラによく似ていたという少女が、モルディハイの前から消えたことについて、タリーが語った。


『お兄様はきっと、フローラ様が彼女と同じようにいなくなってしまうのが怖いんです。だからわざと意地悪をして、帰れ帰れといって、そうならないのを確かめているんです』


 それが、恐らくこの地上で最もモルディハイという男に精通しているはずのタリーによる説明であったが、フローラは半信半疑だ。


 しかし、

『フローラ様がお優しいのをいいことに、つけあがって……本当に申し訳ありません』

 などと、罪もない妹にしおらしく謝られてしまえば、フローラの荷物をまとめる手も止まってしまう。その上、タリーはこんな言葉を付け加えるのも怠らなかった。


『どうか兄を見捨てないでやって下さい。フローラ様に帰られてしまっては、今度こそ兄は何をしでかすか分かりませんわ』


 やり方や目的は違えども、この兄妹は、フローラを翻弄するのが上手いという点において、よく似ていた。


 ──そんな事を言われてしまえば、もう帰れない。

 けれど、それだけではないということも、フローラは気付き始めていた。


 彼は眩しい──眩しくて、熱くて、それは、どんな彼の欠点をも無効にしてしまうほど、強力なのだ。


 どんな意地悪をされても、どんな嫌がらせを仕掛けられても、いったん、太陽のようなあの笑顔を見せられると全てを許したくなってしまう。

 きっと彼はそうして幾千もの人を従えてきたはずなのに、フローラはまんまと、その魅力に飲み込まれてしまっているのだ。


 それでもいいから……一瞬の夢でいいから、一瞬の笑顔でいいから、もう少しだけ。

 もう一日だけ……。

 もう一日……。

 頑張ってみよう。


 そうして気がつくと、フローラはすでに数ヶ月も後宮に残っている。そしてモルディハイは、暇さえあればフローラにちょっかいを出しに来るのだ。

 最初は冷笑を浮かべていた周囲の者たちも、いい加減モルディハイの意図に気付き始めて、フローラを疎かにすることはなくなってきたのだけは、救いであるが──


(でも……やっぱり、今度こそ、今度こそ、実家に帰らせてもらいますっ!)


 フローラは目頭が熱くなるのを必死でこらえながら、ロバが消えていった林へ向かって駆け続けた。



 息を切らしたフローラが林の裾に辿り着くと、そこには意外な光景があった。

 背の高い黒髪の男性が、手綱を拾い上げ、穏やかな表情を浮かべながら、哀れなロバの頭を撫でてやっているのだ。まるで救世主を見付けたとでも言いた気なロバは、うんうんと頭を上下させながら、男に擦り寄っていた。

 フローラが足を止めると、男も顔を上げ、フローラを見とめる。


 それは切れ長の瞳と、すっと真っ直ぐに引かれた眉の線が印象的な……こういう言い方が許されるのなら、美しい、男性だった。


「これは貴女の驢馬でしょうか? 今しがた、木の枝に手綱が絡まって、動けなくなっていた所を助けたのです」

 声もまた、荒々しいモルディハイのそれの後に聞いたから余計だろうか、とても落ち着いた、品のある透明な響きでもってフローラの耳に届いた。


「いいえ……私は、それの飼育係なんです。あ、の……助けて下さって、ありがとうございます」

 上がった息を整えながら、フローラはゆっくりとその男性へ近付いた。

 男は、飼育係という台詞に疑問の表情を見せたが、距離が縮まると、紳士然とした態度で手綱と留め具をフローラの前に差し出した。


「可哀想に、これが尾にはさまっていましたよ。それが痛くて逃げ出したのでは」

「あ! は、はいっ」


 フローラの手に渡されたのは、剣帯をするための留め具で、モルディハイらしく赤く染められた羽飾りが付いたものだった。

 まさか王がやったのだとは言えず、フローラは大人しくそれらを受け取った。

 男の背は、モルディハイと同程度か、ほんの少し高い程度だろうか。

 服装を見てみると警備兵か騎士のようだ。肩に飾られた印から、その内でも上ランクに就いている者だということが分かる。


「ありがとうございます、助かりました」

「当然のことをしたまで──お役に立てたのならば光栄です」


 男はそう言って柔らかく微笑むと、しばらくフローラをじっと見つめた後、一度は踵を返して去ろうとした。しかし結局、彼は途中でピタリと足を止め、感情に溢れた顔でフローラを振り返った。「私はヤニーブと申します。貴女の名を、お聞きしても……?」


 きょとん、と瞳を瞬くフローラ。

 ──後宮にいればモルディハイ以外の男性に近付く機会は極端に減るし、そのモルディハイがフローラに対して口荒いばかりなので、フローラは自分が若く美しい姫で、多くの男性にとって『そういう』対象で有り得ることを、すっかり忘れていたのだ。


「フローラ、と申しますが……」

 素直に答えたフローラに、ヤニーブと名乗った青年もまた、素直な笑顔を見せた。


「美しい名前だ、フローラ殿。偶然とはいえ、出逢えたことを感謝します」

 上品さの中にも、精悍な男らしさのある声だった。

 そしてヤニーブは、すっとフローラに一歩だけ近付く。それもまた嫌味のない洗練された動きで、フローラは何の疑問も持たず、その一歩を受け入れた。


 風のあまりない日で、空気の動きが少なく、遠くからは訓練場の喧騒が聞こえた。

 王宮に広がる林の裾に佇むヤニーブとフローラは、傍目にはこれ以上無いと思えるほど完璧な、一組の若い男女──騎士と姫である──として映るばかりだろう。ヤニーブがさらに数歩前に進むと、二人の距離はぐっと縮まった。


「また、お会いできるでしょうか、フローラ殿」

 林の裾で向かい合う、天に祝福されたかのように爽やかな二人。身分も容姿も、まるであつらえたように似合った二人だった。

 フローラでさえ一瞬、今まで自分が何をしていたのかを忘れ、うっとりと流されてしまいそうになったほどだ。

 ──フローラは答えかけた。「それは……」


 しかし、それを快く思わない人物が一人。


「……たかが騎士風情が、私の女に声を掛けようとは、いい度胸だ」


 急に低い声が掛かって、ヤニーブとフローラははっと顔を上げた。

 二人揃って声のした方を向くと、そこには、深く眉間に皺を寄せたモルディハイ王の、仁王立ち姿が──ある。


「私の、女……?」

 ヤニーブは半ば呆然とした口調で、モルディハイの台詞を繰り返した。


「へ、陛下っ! この方はタリー様のロバを助けてくれたのです。ほら、こちらに……」

 フローラは慌ててロバの手綱をモルディハイに見せた。

 しかしモルディハイの瞳はすでに、ロバや、ましてその手綱の存在など映そうともしていないようだった。今まで以上に傲慢な大股でフローラの前へ躍り出ると、赤の王はヤニーブと対峙する。


 ヤニーブはこの時やっと、突然目の前に現れた赤毛の男が、この国の王であると気付いたのだ。


 はっと短く息を飲むと、若き騎士は深い敬礼の姿勢をとった。

 ──モルディハイは軍の長でもある。上部への礼儀と従順とを至上とする騎士にとって、モルディハイほど礼を極めなければならない相手はいない。

 その女に手を出そうとしたとあれば、その場で打ち首にされても文句は言えない世界なのだ。


「王、真に申し訳ありません、私は偶然そちらのロバを助けただけです。飼育係だと仰るので、まさか王の寵姫様であるとは思わず……」

 ヤニーブは顔を伏せたまま素早く言った。


「これは頭が弱い。自分の立場を分かっていないだけだ。二度目は許さん……」

「はっ」

「今すぐここを離れろ!」


 モルディハイは大声で咆えた。それを受けたヤニーブは、やはり顔を伏せ敬礼に背を折ったまま、言われた通りモルディハイとフローラに背を向け、素早くその場を離れていった。

 ロバの手綱を持ったままのフローラは、小振りな桃色の唇をポカンと開けて、そんな男二人のやりとりを見送る。


(頭が弱い……って)

(違う……そうじゃなくて……)


(私の、女?)


 ヤニーブの姿が林の先に見えなくなると、モルディハイはおもむろにフローラとロバを振り返った。そして無言でフローラに近付いてくる。

「陛下……」

 モルディハイの影が、ゆっくりとフローラの前に重なる。

 一瞬、情熱的な雰囲気が二人の間に流れたようにも思えた。しかし次の瞬間、モルディハイは手を振り上げた。


「阿呆が!」

「きゃっ!」

 ゴン、と威勢のいい音を立てて、モルディハイの拳が──ロバの脳天を見舞った。


「あんな馬の骨に助けられるとは何事だ! そもそも何故逃げ出した、この鈍足が!」

 きゅーん、とロバが哀れな泣き声を出す。フローラは半分蒼白になり、庇うようにロバの首に両手を回した。


「陛下がされたのでしょう!?」

「だからどうした! お前もお前だ、女、あんな男の前に一人姿を晒すとは、一体自分を何だと思っている!」

「わ、私はただの飼育係のはずですっ!」

「誰がそんな事を言った! 馬鹿者が!」

「!」


 ──フローラは忍耐強かった。

 だからこそ数ヶ月も、こうしてモルディハイの元を離れずに耐えることが出来たのだ。


 しかし今回ばかりは……穏やかで優しいヤニーブの後に続いたせいもあり、モルディハイの暴言の数々が、流石のフローラにも耐え難いものとなった。

 ぷつりとフローラの堪忍の緒が切れるのを、もし傍にいる者があれば、聞いただろう。

 ──肝心のモルディハイの耳には届かなかったが。


「私、帰ります! それが陛下のお望みなんでしょう!? 今すぐ荷物をまとめて帰らせていただきますっ!」





 太陽は昇る──ゆっくりと、地平線に光を散らしながら。

 熱い、その光に慣らされて。

 本当はもう帰れない。私たちは、遠くに来すぎてしまったから……。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る