第14話

『出来婚じゃないし!・・・実はね、2ヶ月前にあった同窓会でね、あ、アユは参加しなかったやつね。そこで潤一と久しぶりに再会してさ』




「は!?結婚相手って、まさか潤一なの?」




『ピーンポーン!』



「・・・・・・・・・・・・」





愛子が結婚することよりも、相手が潤一だということの方が、何倍も衝撃だった。


床に転がったままの唐揚げを、ただ呆然と見つめた。



『驚いた?驚くよねぇ、そりゃ。自分が一番びっくりしてるし』



「ーーーじゃあ、なんで?」



『んー?』



「愛子あんなに傷ついてたのに、許せたの?」

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