第22話

「誰とでも?」


さっきまで笑っていたリオの表情が変わる。


とっさにマズイ事を言ってしまったと気づいた。


「あ……、いやそうじゃなくて、」


「そんな軽く見られてたんだ俺。高校の時もそう思ってたの?」


なんでこんな時に高校生の時の話が?



「違うよ、そんな事思ってないし、思った事もないよ。ただ……有り得ない事が突然起こって混乱してるの。ごめんなさい……、」



アタシは彼に頭を下げた。

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