第9話 お題「夜の花」
雲低く潤いを帯びし星々は
暗闇を覆う花吹雪
朧月のみぞ知る薄紅色の風は
空の彼方へと吹き抜けて
艷やかなる御髪の如き月影は
揺れに揺れて
留まるところを知らぬ我が心を映し出す
この花は
朝日がのぼれば消えゆく幻
出来ることならば
この手で手折り、散らせたい
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