第8話



真実を話す事が、怖いとも思う。



「…………、」



子供達に、嫌われてしまうかしら?






でも、



『『ねぇ、この子が、欲しい。』』




いつか、必要になるでしょう。




私の話が。




この子達が、彼等と向き合う為にも。




「……話し?」



「ママの……?」



「えぇ、そうよ。」




不思議そうな表情の我が子を引き寄せて、抱き締める。




どうか、お願い。



「……貴方達は、見失わないで。」



自分の心を。

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