数字の持つ力

 皆さんは、作品が読まれないとき以外にタイトルを変更することはありますか? 私はたまにします。どういうときか。PVが一定の数値を越えた時です。この作品も冒頭に【4500PV】とつけています。「それだけ読まれた実績があります」というアピールのためです。今回はこのような例を使って「数字の持つ力」について書いていきます。



 数字には魔力があります。数字ってパッと目に入るので、下手な長文タイトルよりも、手に取ってもらえる確率が上がります。あくまでも、可能性ですが。ですから、一定の区切りでタイトルに数字を入れることをおすすめします。



 では、どんなときか。大きく分けて三つあります。



 冒頭でも書きましたが、PVが一定の数値を越えた時。これは、1000PVあたりから実行すると効果が出ると思います。数百PVの時は、逆にやめた方がいいかもしれません。人によって「書くなら1万PVからだろ」みたいな感覚が違う人もいるので、批判される可能性も否めません。線引きは個々の自由だと思うんですけどね……。



 二番目は「第○部完」の時です。第一部にせよ、完結したということは、一定の区切りまで書かれたことを意味します。これは作品によって違うので微妙なところですが、区切りがつくときは「中ボスを倒した」などの時です。区切りがつく=そこまではエタっていないということです。読者が手に取りやすくなります。これは個人差がありますが、完結済みの時も書くべきかと思います。【完結】みたいに。【】が一番目立つので、これを使うのをおすすめします。



 最後は「ランキングで上位を取った時」です。ただ、これには難点があって、異世界ファンタジーで上位を取るのは難しいです。そもそも、何位からが上位かがあいまいです。PVアピールの時みたいに、線引きに個人差があるので、あまりおすすめしませんが、一つの考えとしてアリです。創作論やミステリーは比較的週間ランキングで一位を取りやすいので、この場合は積極的に使うべきかと思います。



 こんなところでしょうか。もしかしたら、別の場面でも数字を使うと有効な場面があるかもしれません。そこは個々人の判断でお願いします。



追記

 他サイトでの実績がある作品なら、近況ノートで「小説家になろうで10万PV! 作品名」みたいに投稿してはどうでしょうか。これも数字の持つ力の使い方です。



さらに追記

 数字の使い方は有効ですが、読者層によっては「実績アピール」を嫌がる人もいます。アピールが過剰にならない程度に、読者との距離感を意識すると良いかもしれません。

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