第2話
「――生徒のみなさんこんにちは、生徒会長の皐月です。授業中に恐縮ではありますが生徒会からお知らせです」
高校の入学式を終えてから早三日。
ワクワク感からか、中学からは考えられない程の授業起き率を叩き出している俺は
「新入生は授業を放棄して至急体育館に集まって下さい」
生徒会長の凛とした声に更なるワクワクを覚えていた。
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